高血圧とは
血圧は運動や気温の変化、ストレスなどによって変動しますが、常に高い状態が続くのが高血圧です。高血圧はどんなに数値が高くても自覚症状がないことが多く、知らぬ間に進行してしまうこともあるため要注意です。 血圧の数値が高くなると頭痛やめまい、息切れなどの症状が現れることもありますが、そのような症状がなくても早い段階で医師の診察を受け、治療を開始することが重要です。 さらに、高血圧が進行すると心筋梗塞 や脳卒中のリスクが高まります。高血圧が発見されたら、できるだけ早く適切な治療を受け、血圧をコントロールすることが大切です。
高血圧の種類
高血圧には、生活習慣が原因の本能性高血圧と、特定の病気が原因の二次性高血圧があります。本能性高血圧は、遺伝的素因に塩分の過剰摂取、肥満、喫煙、飲酒、ストレス、運動不足などの環境要因が加わって発症します。日本人の多くはこのタイプの高血圧です。 二次性高血圧には腎血管性高血圧や睡眠時無呼吸症候群 などがあり、これらの場合は原因となる病気の適切な治療が必要となります。
高血圧の基準
高血圧の診断基準は140/90mmHg以上ですが、ご自宅で測定した場合の基準値は135/85mmHg以上とされています。医療機関などで測定した場合と基準値が異なる理由は、ご自宅はリラックスできる環境で緊張感が少なく、正確に血圧を測定できるためです。 近年高血圧の悪影響がさらにわかってきており、最新のガイドラインでは年齢や既往にもよりますが、125/75mmHgを目標とするように一段厳しい基準となっています。
高血圧の治療
治療の目的は、高血圧による動脈硬化の進行を抑え、心筋梗塞や脳卒中などの合併症の発症を予防することにあります。そのため、血圧を適切な値まで下げる降圧薬などの薬物療法と、高血圧の改善に繋がる生活習慣の改善を並行して行います。 二次性高血圧の場合は、原因となる病気の治療を最優先に行います。 近年、3種類以上の降圧薬を服用しても目標血圧に達しない「難治性高血圧」の患者様が増加傾向にあります。二次性高血圧は、原因となる病気が精査されていない場合がほとんどですので、お気軽にご相談ください。

